アルプスSABO NEWS

Date:
2008/01/30
第2回中部ブロックA 現場技術研修会を開催!!
  平成20年1月29日(火)PM1:00〜3:30にかけて松本砂防事務所、千曲川河川事務所、大町管理所、高田河川国道事務所の近隣事務所を中部ブロックAとする第2回現場技術研修会を千曲川河川事務所の中野出張所並びに柳沢樋門及び築堤工事現場において雪が舞い散る中で実施しました。
  この現場技術研修会は、出張所係長を中心とした若手職員を対象に北陸地方整備局管内を近隣事務所で7つのブロックに分けて実施しているもので色々な技術の伝承や現場技術力の向上を図ることを目的に実施しているものです。前回は、当事務所の姫川出張所並びに松川第19・20号床固工工事現場において砂防ソイルセメントの中のINSEMの説明や施工方法、品質管理について学びました。
  今回は、中野出張所に研修生、外部支援者、内部支援者など9名が集まり幹事の千曲川河川事務所の長野出張所の技術係長の司会のもとで中野出張所技術係長が柳沢樋門及び築堤工事の概要(プレキャスト樋門1.8m×1.8m L=35.8m、築堤護岸L=570m)や寒中コンクリート品質管理方法などの説明の後に外部支援者に委嘱している創和ジャスティック建設(株)中嶋勝美氏により寒中コンクリート打設時の留意事項についてコンクリート標準仕様書や共通仕様書などから抜粋し施工方法、品質管理について説明をして頂きました。
  概要説明の後、雪が降っている寒い中で柳沢樋門及び築堤工事現場に行き寒中コンクリートとなる為に実施しているジェットヒーターによる養生状況や耐久性よりコンクリートの品質確保の上で必要となる水セメント比が55%以下になっているかを測定するW/Cミーターでコンクリート中の水量を実際に測定するなどして冬期間の品質確保の方法などを学びました。
  冬期間での構造物の品質確保には、寒中コンクリート対策としの品質管理が重要であり、この現場技術研修会により研修生は、監督・検査のポイントの習得や工事現場での直接、品質管理の状況や施工を見て皆で議論することによって現場技術力を相互に高める機会になったのではと思っています。
  今後も、このような機会を通じて各事務所間の情報の共有と技術的な伝承を図る機会としていきたいと考えています。
中野出張所で柳沢樋門及び築堤工事の概要や寒中施工の留意点の説明状況
柳沢樋門及び築堤工事の養生状況の見学
W/Cミーター測定器によるコンクリートの水量試験の状況を見学
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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