アルプスSABO NEWS

Date:
2007/09/06
善光寺シンポジウム開催!
 9月6日(木)に長野市にある長野県長野文化会館中ホールにてシンポジウム「地震による土砂災害の教訓を継承し、現代に活かす〜善光寺地震から160年〜」が行われました。 後援として国土交通省北陸地方整備局が参加し、松本砂防事務所としても、シンポジウム運営に関しパネル展などの協力を行いました。
 当日は、午前10時半から始まり、午前中は「善光寺地震に学ぶT」と題し、「内閣府中央防災会議災害教訓の継承に関する専門調査会1847善光寺地震分科会報告会」より、善光寺地震について様々な立場から報告がありました。午後は「善光寺地震に学ぶU」として、映像上映「地震の絵図は語る」や松原 誠さん(千曲川河川事務所長)からシュミレーション「河道閉塞・決壊が今起こったら」という題名で、河道閉塞が起き、決壊したらどういう状況になるかのかという講演がありました。その後長野県内にある2つの小学校から防災学習で学んだことを発表し、最後にパネルディスカッション「大規模地震と土砂災害」で討議が行われました。
 中条村立中条小学校の皆さんが発表した「ホタル学習と善光寺地震を学んで」では、中条村のホタルについて学習した場所が善光寺地震で大変な被害を受けたところだということを知り、「今より皆が協力し合っていた。」や「善光寺地震や村のことが身近になった。」、「善光寺地震みたいな地震がこれから起きたときのことを考えて、これからどうしていけばいいか考えたい。」というような感想が子どもたちから聞かれました。
 私たち防災事業に務めるものとして、こういった子どもたちの声は大変頼もしく感じました。また今回のようにシンポジウム等を行い、これからも皆さんに防災や災害について警鐘を鳴らしていきたいと思います。
子どもたちの発表
パネルディスカッション
パネル展
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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