アルプスＳＡＢＯ　ＮＥＷＳ

　　平成19年8月27日（月）PM2:00～4:00にかけて松本砂防事務所の災害対策室において北陸技術事務所との技術業務意見交換会を実施しました。
　　この意見交換会は、毎年、北陸技術事務所が実施している技術管理業務の成果と今年度の課題などについての報告と意見交換を実施しているものです。
　　上杉北陸技術事務所副所長の挨拶のあとに技術管理業務取組課題及び成果報告、北陸技術事務所の支援業務などについて説明・報告がありました。意見の中では、コンクリート法面への緑化工法の開発では、掘削のり面の安全対策したモルタル吹き付けの箇所でも緑化は可能なのか？とか当事務所でも土石流や落石の危険のある箇所での砂防施設の構築手法として参考にしていかなければならない無人化施工についても個々の施工歩掛かりでのコスト比較でなく機能、規格、品質を有人と同様に構築していくときのトータルコスト（有人施工での安全対策費と無人での安全対策費の比較も含めて）の検討を進めて貰えないかなどとした意見が出ていました。
　　又、この他にも携帯電話を使用した防災情報共有化システムでの能登半島地震の時に地図上に携帯電話で撮った写真を添付した事例やこのシステムには、現在、新潟県、石川県、富山県の人も登録し情報を共有でき道路の通行できない箇所が一目で分かるようになり災害時に非常に役立つ事など参考になりました。
　　今後も北陸技術事務所とは、技術のニーズを踏まえて連携しながらより良い社会資本整備に努めていきたいと考えています。