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平成18年10月 5日 発行
国土交通省 北陸地方整備局
松本砂防事務所焼岳監督官
TEL(0263)95-2014
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焼岳監督官詰所にニホンザルがやってきました!!
平成18年9月28日(金)。
焼岳監督官詰所にニホンザルの一団がやってきました。
もっとも、焼岳監督官詰所は上高地にあるので、ニホンザルの群れはしょっちゅう来ます。詰所が群れの通り道になっているようです。
というより、猿の通り道に焼岳監督官詰所が作られた、という方が正しいのかもしれません。猿の立場からしてみれば、
「焼岳監督官が、押しかけてきた!」
と思っているかもしれません。
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猿たちが、結構いい体格をしているのは、冬を迎える準備をしているためでしょうか?
子供を背負った母ざるも何頭か見かけましたが、子猿も丸々としていて元気そうでした。上高地にはまだ猿がえさを確保できるだけの自然環境が残されているということでしょうか。
猿たちが去った後、まだ実はたくさん残っていました。採り尽くさないのは猿たちの知恵なのでしょう。
食事の後、猿たちは、駐車場へ行って、思い思いの場所で寝そべったり、互いに毛繕いをしたりしていました。おそらく、アスファルトが太陽光を吸収していて暖かいのだろうと思います。
願わくば、単なる「かわいいお客さん」としてだけではなく、上高地を共有する同志として見守っていきたいものです。
そこで、観光客の皆さんにお願いです。ビジターセンターなどでも注意を呼びかけていると思いますが、
野生の動物にえさを与えないでください。
餌付けをしてしまえば、野生ではなくなってしまいますし、「人間に近づけばえさを得ることが出来る」と覚えてしまうと、最悪の場合、人間を襲うようになってしまいます。そうなってしまうと共存することが困難になります。
また、犬にハンバーグを与えると犬によってはほとんど即死してしまうといった具合に、人間の食べ物は動物にとっては害になることがあります。人間用の味付けは、動物にっては肝臓や腎臓の障害の引き金になることも少なくありません。
人間と動物との境界を、まずは人間の方がきちんと守るよう心がけましょう。
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