Himekawa Syuttyoujyo Dayori

 春です。今月号は春なのに時季はずれの寒〜いネタが多いのは多分、私が悪いのでしょう……私が悪いのです!この場を借りてお詫び申し上げます。  今回は1月から3月の出来事を駆け足で紹介いたします。
平成15年4月2日 発行
国土交通省北陸地方整備局
松本砂防事務所 姫川出張所
0261‐72‐2254  FAX0261-72-3544
HP:http://www.hrr.mlit.go.jp/matumoto

 雪寒研修  〜湯沢(ぶらり旅)編〜
 1月20日〜1月24日の冬将軍到来の時期、雪寒研修の為世界でも有数の豪雪地帯と恐れられ(大げさだが本当に凄いです)ている湯沢の長岡国道工事事務所湯沢維持出張所に行って参りました。

 ここ、湯沢は日本有数の豪雪地帯であると共にスキー場等、レジャー施設が多い為、観光地でもあります。そのため、関越自動車道や国道17号(新潟〜東京間の主要道)を使って何十万人もの観光客が訪れます。ピーク時には湯沢町における1日当たりの交通量が1万台近くにのぼるとのこと。
 湯沢維持出張所はこの交通が滞らないよう日夜、管理しているのです。今回はこの出張所を舞台に冬期における道路管理のノウハウを学んできました。

 ちなみにこの研修は冬期における道路管理についての義務・権限・具体的対応処理等の知識を習得し、実務の向上と管理体制の充実を図ることを目的としています。
艶癜が発生したと仮定し、哀れな被災者(編集者)を捜索しています。捜索に使用している棒はゾンデ棒と呼び、直径2cmの先が尖った棒で、これを突き刺して捜索します。慎重に捜索を行わないと被災者(編集者)を突き刺してしまいます。手加減しましょう。

雪庇断面観測風景。深さ毎に雪を切り出し、単位体積重量(密度)を計測します。背後の雪壁が赤いのは雪質層を見分けるため、塗料を吹き付けました。

防雪施設見学。吹き払い柵の効果を実験により実証。吹雪を流体(煙)に見立て、雪がどの様に動くのか確認します。  ちなみにこの施設は丘等の頭頂部における雪庇の形成を防ぎ、それに伴う雪崩の誘発を防ぎます。
関越トンネルのコンディションを整備する施設。これによりトンネル内のロードヒーティングシステムや換気用のファン等を操作し、道路利用者に快適な走行を提供しようと連日、稼働しています。

塩@面点検車。リフトは最大9mまで伸び、カメラ・ライトもリフト部に完備。ライトは500m先まで照らし出すため、夜間のパトロールも可能です。これで雪崩の可能性がある斜面を早期に発見します。


宴Oレーダー除雪車。路面上の凍り付いた雪を確実に削り取ります。この除雪車のおかげでスリップ事故等の発生をある程度防ぎます。で、右の写真はグレーダー車の内装です。見にくいですがレアな写真です。目に焼き付けておきましょう。
ロータリー除雪機を運転しています。運転手は同期の中野さんです。
 このような小型の除雪機は歩道などの狭い場所の除雪に貢献します。

かんじきを履く為一休み中の編集者。

 スノーモービル講習会
 2月20日、松川河川敷にてスノーモービル講習会が行われました。この講習会は毎年、松本砂防事務所が事務所の職員を対象に行うもので、豪雪時における緊急時等に職員が安全に運転できるよう、正しい運転方法を修得する目的があります。ちなみにスノーモービルは(公道じゃ走れませんが)公道を走らないのであれば免許はいりません 。

 あいにく当日は雪で、走行中に雪が猛スピードで顔に当たって痛い1日となりました。
運転法を教わる高瀬の長谷川所長。

8の字走行。運転者は同期の渡邊クンです。


 転出者紹介 谷口監督官と渡部出張所長からの一言
 マイペースで頑張ります。

 蒲原沢災害後の平成9年4月に姫川担当の監督官として赴任してからアッと言う間の6年間でした。
 7.11災害の復旧工事と土石流対策、姫川温泉の源泉対策、蒲原沢の再捜索など赴任当初はとても忙しい毎日でしたが、事務所の皆さんや、現場の皆さんに助けられ何とかやってきました。

 姫川出張所は人数も多く現場の疑問などいつでも相談でき、委託の方々も明るい人たちで、本当に良いところでした。 今度は、栃尾出張所長ということで、この出張所の空気に少しでも近づけられるようマイペースで頑張りたいとおもいます。

 皆さんも体に気を付けて頑張って下さい。お世話になりました。

元姫川監督官
神通川水系砂防事務所    谷口 伸二


元姫川出張所長
 大変お世話になりました!

 4月1日付で2年間お世話になった白馬を離れることになりました。周りの方々に支えられ助けられながら楽しい充実した日々を過ごすことができ満足しています。今度お世話になる立山砂防は、いつも見ていた北アルプスの反対側に位置し、白馬からは近くて遠いところです。微力ではありますが、体に気を付け、頑張ろうと思っております。

    待ち遠しい春の訪れと共に始まる浦川の砂防。
    川に遊ぶ子供達の声が聞こえてきそうな夏の松川。
    静寂の中で見た南股の紅葉。
    冬の晴れ間に稟とした姿を現す平川の源太郎砂防堰堤。

 どれもこれも、私の貴重な財産、思い出となりました。美しい白馬の景色、そしてお世話になった方々、本当にありがとうございました。
立山砂防事務所   渡部 修


五竜スキー場の頂上、地蔵の頭です。標高2千ン百(忘れた) 。ここから滑ると最高です。
 編 集 後 記
 私が白馬に来てそろそろ1年が経とうとしているわけですが、つくづく良いところだと思います。永住したいぐらいですが、残念ながら永住しません。
 さて、話は変わりますが左の写真は私が撮りました。ここは五竜スキー場の頂上です。良い景色です。被写体が何なのかわかりづらいですね。
 ここに来るのには体力が要ります。まず、リフトで頂上まで行き、傾斜30°程の新雪の雪山をボードを担いで10分強ほど登ります。新雪でなかなか進めない上、標高が2000m近くあるため酸素が薄い!危うく雪山で溺れるところでした。

 苦労の末、ようやく頂上に到着。ここでポケットに忍ばせておいたビールを一杯。最高です。ここで小一時間ほど景色をぼーっと眺めてから再度、ゲレンデでの戦いに挑むのでした。
※空き缶は持ち帰った編集者