Himekawa Syuttyoujyo Dayori

 今月は、前回の松川スジ紹介に引き続き、浦川スジの現場下流から順に紹介いたします。題して「浦川スジスペシャル」。安直なタイトルですいません。
平成14年12月3日 発行
国土交通省北陸地方整備局
松本砂防工事事務所 姫川出張所
0261‐72‐2254  FAX0261-72-3544
HP:http://www.hrr.mlit.go.jp/matumoto

 浦川下流護岸(その2)工事
株式会社 北野
猪又 勇人
(Hayato Inomata)
代理人さんから一言
 今年は紅葉を楽しむ間もなく降雪があり追い込みの時期、非常にツライ日々の毎日です。 残り僅かとなりましたが、気象状況の変化などに十分注意し、頑張りたいと思います。
 ここは浦川最下流部の現場のため、雪による影響が少ないのです。
双方共に11月中旬に撮影。 写真は根固コンクリート打設中のものです。

 浦川第7号砂防堰堤工事
8月初頭に撮影。  無人化施工中の風景。
11月中旬の風景。  おかげさまでこんなに立派になりました(涙)。
株式会社 守谷商会
宮入 文夫
(Fumio Miyairi)

代理人さんから一言
 今年4月「浦川」に初めて足を踏み入れてから8ヶ月!『残雪』に始まり『予想もつかない雪』で終わろうとしています。この地で自然の猛威(浦川の猛威?)を肌で感じ、また、無人化施工など数々の異種?工事に取り組み、無事終演!を迎えられそうです。おかげさまで嫌いだった酒が飲めるようにもなり、また、近くにいる同士に助けられながらの感謝!!の現場でした。


 浦川下流第2号砂防堰堤工事
株式会社 鷲澤建設
唐木 保弘
(Yasuhiro karaki)

代理人さんから一言
 今年も暮れに迫り、雪が降るまでに猛チャージ!と、いきたいところですが先月の降雪により出端を挫かれてしまいました。すぐ雪が溶けると思いきや又雪!雪!雪!
 こんな天候にもめげずに精一杯努力して正月を迎えたいと思います。
 11月中旬の工事全景。やはり少し高いところに来ると、積雪の様子がうかがえます。
いつ、何が起こるかわからない。コレが浦川の猛威です。


 浦川渓岸山腹工工事
 双方共、雪が降る前に撮影。
無人化機械による法面掘削。 宴鴻bクボルト打設中。
株式会社 傳刀組
岩本 恭明
(Yasuaki Iwamoto)

代理人さんから一言
 現場が始まってから2ヶ月半。無人化施工など今まで経験したことのない工法に初めはとまどいを感じましたが、なんとか法切も終了し、さあこれからという時に雪の洗礼を受け、あえなくリタイア。
 来年は頑張りたいと思います。


 イワナ放流  〜松川2号床固魚道にて〜
朝一発目。児童達に挨拶する所長。
 11月21日(木)、松川2号床固魚道が完成したと言うことで、この魚道の施工者である株式会社相模組による提案・企画の下、イワナの放流を行いました。
 今回は、白馬村立白馬中部保育所の児童達をゲストとして招き、放流を行いました。

放流開始。勢い良くイワナを放ちます。
このときの児童達の目はきらきら輝いてました。

生きの良いイワナですね。
松川2号床固魚道を目前に放流を行いました。  「おさかなさん…元気でね。」
 放流したイワナは半年〜1年魚の稚魚で、総量は約30kg。数に換算すると300匹弱ものイワナを自然に帰したことになります。
この日は自然に貢献した有意義な1日でした。

松川2号床固魚道の流水風景。


       
 編 集 後 記
 10月という時期に雪が降るのは、白馬では14年ぶりとのこと。予定外の雪にとまどいを隠せなかった代理人さんも多いことでしょう。  
 そういえば、乗務員さんが2年前に植えたキノコが今年の10月中旬になって大量発生したため、横山さん(乗務員)もこんなに発生するのは珍しいと、とまどいを隠せなかったらしいです。おかげで出張所の昼飯はナメコ料理が続く毎日でした。
 やっとキノコを食べ尽くした10月下旬、例の雪が降りました。キノコは雪が降る時期を予測していたのでしょう。…と、いうわけで代理人さんもキノコで天気を占ってみてはいかがでしょうか?
天気予報をキノコに頼る人もいかがなものかと思う編集者