請負者 |
請負金額
(千円) |
工期 |
(株)高宮組
代表取締役 高宮五郎
長野県南安曇郡奈川村4082-3 |
91,140 |
平成15年11月20日から
平成16年 3月25日まで |
工事内容 |
明神地区 |
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五千尺沢 |
帯工 L=18.3m |
堆積工 |
護床工 |
コンクリート 348m3 |
大型布団篭 L=92m |
自然石練石積 99m2 |
護岸工 L=42m |
自然石据付 63m2 |
大型ブロック張 527m2 |
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蛇篭 L=1,354m |
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工事場所 |
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長野県南安曇郡安曇村 上高地地先 |
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■選定理由 |
本工事は上高地明神地区の梓川本川に帯工及び護岸工を設置する工事と、河童橋の梓川本川左岸に位置する土石流危険渓流、五千尺沢に土石流を捕捉する堆積工を設置する工事である。
本工事は、上高地に訪れる観光客に配慮し観光シーズン終了後、冬期に工事を実施している砂防工事である。工事現場は、標高約1,500mの高地で積雪2m弱、時には気温がマイナス25℃になる自然条件下にあり、また、現場にいたる通路も雪発生の危険性が高いなど施工条件の極めて厳しい現場で、他にない入念な安全管理・品質管理を必要とされる現場である。
このような中、雪寒仮囲と適切な温度管理によりコンクリートの良好な品質を確保するとともに、凍結防止のため玉石等の資材をトンパックに保存するなど、品質管理の面で創意工夫がなされた。また、樹木の伐採を最小限に止めるとともに、構造物の小口面を間伐材で覆うなど、環境・景観に配慮したほか、安全面では、既往の気温や風速などを元にした雪崩対策を行い、無事故で工事を完成させた。 |
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