局長表彰 優良工事
浦川渓岸山腹工工事 株式会社 傳刀組
請負者 請負金額
(千円)
工期
(株)傳刀組
代表取締役  山本 勝雄
長野県大町市大字平7840番地
278,250 平成14年 7月 4日から
平成15年11月15日まで
工事内容
砂防土工 法面工
 掘削工 6,800m3  鉄筋挿入工 807
 盛土工 3,800m3  厚層基材吹付工 3,352m2
 GFアンカー工 13本
無人化設備工 1式
工事場所

長野県北安曇郡小谷村大字北小谷地先
■選定理由
 本工事は、一級河川姫川左支浦川における渓岸斜面の崩壊拡大防止工事である。
 工事箇所は日本屈指の荒廃渓流で、稗田山大崩壊による堆積土の長大法面なため、斜面崩壊の危険が伴う施工条件の厳しい現場である。
 施工延長80m、法長60m、1:0.8勾配の長大な法面掘削は、常に崩壊及び落石などの発生が予想されるため、無人化施工に対応するロッククライミングマシンを検討、採用し、人力施工の低減と無人化施工の技術向上に努めた。また、鉄筋挿入工では、ウィンチドリルの法面移動において地山を荒らさず施工速度を高めるための技術検討を行い施工性の向上に積極的に取り組むとともに、徹底した安全管理により無事故で完成させ良好な出来形、品質、出来ばえを確保した。