化石は大昔のようすを知ることができる貴重な情報源 さぁ、君たちも化石探しにチャレンジ！

image 　姫川の流域からはいろいろな化石が採集されている。これらの化石はどうやってできたのかな。
　まず、地球の内部から地上に噴き出したマグマが冷やされて固まると火成岩が誕生する。地表にあらわれた岩石は雨や風にさらされて細かい石や砂、泥などに変わる。これらが水中や地面のへこんだ所に運びこまれて堆積すると堆積岩ができる。この堆積している時に、そこにすんでいた生物が封じこめられると化石になることがある。だから、化石を調べればその堆積岩がいつの時代にできたかがわかるわけだ。
　たとえば、小滝川流域の石灰岩から見つかった蜂の巣サンゴや、貝に似た種類の腕足類、かたつむりの仲間の腹足類、オーム貝の先祖である頭足類ゴニヤタイト、そしてウミユリ、フズリナなどは3億5000万年前〜2億5000万年前のもの。また、新潟県西部から富山県東部に広く分布する来馬層からは2億年前〜1億8000万年前のソテツの仲間やメタセコイア、二枚貝、頭足類のアンモナイトなどの化石が出土している。来馬層の名前のもとになった北小谷の来馬付近の姫川の川岸でもそうした化石が見つかっているよ。
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化石探しの道具 姫川源流ではこんな化石が見つかるよ