↑同じ方向にならぶ川原の石。これは大雨などによって川の流れのいきおいが強くなった時、水中の石が上流から下流へ倒れるようにならんだものなんだ。


 川は、地形を変えてしまうほどのエネルギーをひめている。長い年月をかけて岩を削ったり、川底の土砂を掘ったり、それらの石や土砂を下流へと運んだり・・・。それによって川自体の流れも変えてしまうことがある。大雨が降ったりして水かさが増えれば、またたくまに橋や堤防を壊したりすることだってあるよ。
 姫川沿いに歩きながら、川の力によってできた地形をみつけてごらん。

川には、こんな作用があるよ

  ・川岸や川底を削ったり、掘ったりして、土砂を生み出す。
  ・土砂を下流に運ぶ。
  ・流れのゆるやかな所で土砂をためる。

↑雨が降ると川の水の色が茶色くにごる。これは雨といっしょに流れ出した土砂が川に流れこむと同時に、水量がまして流れの強くなった川が岸の土砂を削ったり、川底の石や土を掘り、それを下流へと運んでいくからなんだ。こんな時はあぶないから近づかないようにしようね。
↑蛇行している川をよく見てごらん。外側と内側では流れの速さがちがうよ。いきおいのある外側は岸に激しくぶつかって土砂を削りとっていく。ゆるく流れる内側には運んできた石や土砂がたまって川原ができているよ。


流れの速さをはかってみよう!!
4人で1チームになり、Aは竹ざおにしょうゆやコーラの空ボトルをつり下げて上流から流す。ボトルがスタート地点を通貨した時にBは「スタート」とさけぶ。そして10m先のゴール地点はでボトルが流れてきた時にCが「ゴール」とさけぶ。時計係はこの「スタート」から「ゴール」までの秒数をはかる。
流れの速さ(秒速)=10m÷かかった秒数