ISO(International Organization for Standardization)とは、世界の国々が集まって、1947年に創設された非営利組織(本部:ジュネーブ)であり、日本では国際標準化機構と訳されています。
 ISOは、モノやサービス等の国際的な交流を容易にするため、共通の決めごとをルール化(国際標準規格)し、世界中に広めることを目的としており、国際的な連携が高まる中、注目されている国際機関のひとつです。
 これまでにISOが定めた規格は1万件以上もあり、その分野も鉄鋼・科学・情報処理など多岐にわたっています。最近では、従来からの主にモノ(身近なものではネジやフィルム、CD-ROM、非常口のマーク等)に関わる規格に加え、「品質システム(ISO9000s)」「環境マネジメントシステム(ISO14001)」に見られるように、つくり方や管理の仕方・仕組み等に関わる規格も定められ、その対象を広げています。
地球温暖化に代表されるように、近年の環境問題は地球規模での関心の高まりを見せています。こうした背景から、1996年9月に「環境マネジメントシステム (Environmental Management Systems:EMS)」の規格としてISO14001が発行されました。
環境マネジメントシステムとは、それぞれの組織が、環境の保全や改善に関して、その取り組みの方向性(環境方針)を定め、これを具体的に実施するための計画を立て、実施・運用し、実施内容の適切性を点検・是正し、その一連の流れが適正であったかを見直すシステム(仕組み)であり、これを継続的に改善していくシステムの総称です。
環境マネジメントシステム(EMS)導入のメリット
●環境リスクの回避に役立ちます。
●地球規模あるいは地域、組織内の環境が改善されます。
●環境保全に関する事業活動の透明性が確保されることにより国際的・社会的な信頼性が向上します。
●エネルギーや資源の有効活用・効率向上に伴いコストが抑制・縮減されます。

国土交通省では、平成9年度よりISO14001環境マネジメントシステム(EMS)の「公共事業への導入効果・課題の把握」のため、モデル事業を実施しています。