小滝護岸工
姫川流域・糸魚川市

施設の場所 国道148号線、大糸線小滝駅近くの大正橋を西に約3km
施設の概要・特徴 ヒスイの産地として有名なヒスイ峡。糸魚川市ではこの周辺を「ヒスイ峡岩石庭園」として整備する計画です。ヒスイの原石を見学したり、地形や地質、岩石について学べる「学習護岸」としても整備しています。
新潟県が地すべり対策工、松本砂防工事事務所が川沿いの護岸工を施工、協力して護岸の整備を行っています。
付帯施設の有無 なし
学習のポイント 姫川は多くの支川を合流しながら日本海に注ぎますが、流域の急峻な崩壊しやすい山岳地帯からは大量の土砂が吐き出されてきます。そのために各支川で砂防施設が整備されています。
一方、姫川流域全体の土砂移動を監視するシステムも整備されつつあります。光ケーブルや多重無線によってさまざまなデータや映像を関係機関などにリアルタイムで送り、防災に役立てます。小滝川姫川合流点などにも監視用のカメラが設置されています。
防災対策は、砂防施設の整備だけでなく、情報システムの整備面からも進められていることが理解できます。
また、災害情報が地域自治体にどのように伝わり、活用されるのか。地域の防災を担う機関にはどのようなものがあるのか。人々の協力も大切です。
付近の見学コース
ヒスイ峡
小滝川には昭和13年、日本で最初に発見されたヒスイの産地、ヒスイ峡とヒスイ転石群があります。
糸魚川長者ヶ原遺跡
縄文時代中期の大規模な集落跡です。ヒスイやその加工道具が発掘され、古代からのヒスイ産地として脚光を浴びました。新小滝川発電所:小滝川が姫川に入る場所にあります。
フォッサマグナパーク
近くの根知川沿いに糸魚川−静岡構造線の断層露頭、巨大枕状溶岩が見られます。フォッサマグナ遊歩道があります。

地形・地質・岩石の学習護岸としても期待されています。
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