猫鼻砂防えん堤・大冷第3号下流砂防えん堤
姫川流域・大町市

施設の場所 鹿島川:大町温泉郷から325号線を北に約1km
大冷沢:大町温泉郷から325号線を北に約10km
施設の概要・特徴 猫鼻砂防えん堤
高瀬川支川の鹿島川は、鹿島地区に入ると急に勾配がゆるくなるため、この地域では昔からたびたび土砂がたまって洪水に見まわれてきました。その対策として、高瀬川水系で最初の砂防えん堤として作られました。
大冷第3号下流砂防えん堤
猫鼻砂防えん堤の上流にある、スリットが入った砂防えん堤です。土砂をせき止めるだけでなく、少しずつ下流に流すことで、より自然に近い形で下流に土砂を供給します。
付帯施設の有無 なし
学習のポイント 森林は保水機能とともに山腹の土砂などを崩壊から防ぐ機能も持っています。森林の伐採をしすぎると一気に雨水が山の斜面を流れ、洪水を起こすだけでなく、土砂崩れも引き起こし、大量の雨水とともに土石流が発生することもあります。防災施設整備と共に適度な森林の維持・育成も大切です。
付近の見学コース
東山低山帯野外博物館
子ども向け自然体験施設で北アルプス展望広場や自然観察路などがあります。
大糸線・簗場駅近くの中部農具川では、大町市の天然記念物カワシンジュガイが観察できます。農具川にはカワニナも多く生息しています。
農具川と自然との共生
さまざまな自然にやさしい工法を採用して魚などの住みやすい川にする先進的な取り組みが行われています。石積み護岸・杭柵工による護岸など。
居谷里湿原
県の天然記念物でヒメギフチョウ、ハッチョウトンボ(日本最小のトンボ)、ミズバショウ、ハナノキ、ミツガシワなども見られます。

大冷第3号下流砂防えん堤
猫鼻砂防えん堤
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