実験教室
土石流模型実験装置
実験授業の流れ
授業は以下のように講師の説明と実験を交互に行いました。
また、子供たちの質問に答えたり、感想を聞いたりしました。
講師  実際の土石流写真(焼岳上々堀沢)を見せて土石流がどんなものか説明。
実験  砂防施設がない側で土石流を流す。
講師  土石流が及ぼす被害について説明。
実験  砂防えん堤がある側で土石流を流す。
講師  砂防えん堤の役割について説明。
実験  砂防えん堤ありで、もう1度実験。
講師  砂防えん堤の機能について説明。
実験  砂防えん堤なし、ありで2・3回繰り返す。
砂防えん堤ありで土砂流を流し、えん堤に土砂がたまった後、水だけを流し続け、たまった土砂がその後どうなるかを見せる。
講師  川の平静時での砂防えん堤の機能について説明。
実験  砂防えん堤あり、なしで1回ずつ行った後、子どもたちの質問に答える。
講師  土石流が砂防えん堤を通過する写真(焼岳上々堀沢)を見せる。
川に砂防えん堤が1基だけではないことについて説明。
川の勾配の話と、砂防えん堤が土石流の勢いを弱めることの補足説明。
子どもからの質問と回答概要
質問  1番最初に作られた砂防えん堤は?
回答  県内では松本市の牛伏川フランス階段工。
質問  砂防えん堤はどのくらいある?
回答  正確には答えられないが、国、県のもの合わせると300以上はある。
質問  砂防えん堤に土砂がたまって、そのために川があふれることはないの?
回答  砂防えん堤を造る前に川から水があふれないように測って造っている。
質問  砂防えん堤にたまった土砂はどうなるのか?
回答  下流に少しずつ流れていく。
子どもたち感想
砂防えん堤があると安全だということが分かった。
環境とえん堤について学習した見学会で、えん堤のところでカモシカがのんびり川の水を飲んでいるのを見た。ほうっておくと土砂災害が自然をこわしてしまうのだったらえん堤があった方が良い。
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