上高地で冬期に土砂災害を防ぐための工事が行われていることを知り、調べることにした小学生の自由研究の様子を通じて、自然災害や砂防について分かりやすく解説した教材です。
 家族で姫川・高瀬川・梓川の3河川の流域に行き、災害の恐ろしさやそれによるさまざまな被害と人々の苦労を、実際に被災された方々の話を聞きながら理解していきます。各地で過去に発生した災害の映像が入っているほか、各種砂防施設とその役割などが分かりやすく解説されています。
 また、プレートや糸魚川静岡構造線、それらと土砂災害との関連についての学習も分かりやすく説明しています。
 国立公園にあり、国内有数の観光地である上高地で景観に配慮した工事がなされ、また観光客がいない冬期に厳しい環境の中で工事がなされていることも学習できます。

子どもたちの学習の様子を保護者の方々に知っていただく方法は?

 ホームページも開設します。このニュースの発行と並行して、学習の過程や自然災害、砂防施設などの分かりやすい情報も発信します。特に多くの学校で行われる予定の総合的な学習の時間は、子どもたちの学習のプロセスそのものが大切です。子どもたちが何に関心を持ち、何を見つけ、何を考え、学習をどのように深めていくのか、分かりやすく発信します。
会場で行われるのは学習成果の発表だけですか?

 10月の発表会は、他校の子どもたちと交流できる絶好の機会です。さらに自分たちの学習成果を発表するだけでなく、参加全校の参加プログラムや交流イベントも企画しています。保護者・地域のみなさんや国際学会の参加者との交流も期待したいですね。


国土交通省
松本砂防工事事務所
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