小学生インタープリベント2002ニュース 2002年2月20日発行


大町市立大町西小学校の「川の生き物に教わろう」

 川の生きものを調べるうちに、川の汚れやその原因に気づき、川の水をきれいにするためにどうすればいいのかを考えました。大町市立大町西小学校での「川の生き物に教わろう」(6年生)をテーマにした学習です。
子どもたちは、低学年のとき学校の中を流れる御所川で遊び、5年生の時にはこの川の水を取り入れてコメの栽培をした経験があります。

校舎横の御所川で水生昆虫を調べました。
そして6年生になった今度は、水生昆虫など川の生きものを採取して調べる学習に挑戦しました。子どもたちは川の水質に関心を持ち、水質が場所によってどう変化するか予想を立てました。それを確かめるため、パックテストで川の上・下流の水質を調べました。すると予想に反して、上流よりも下流のほうが水がきれいなところがあり、驚きました。調べていくと生活排水が水の汚れの原因の一つであることを知り、自分たちの暮らし方について考えるようにもなりました。学習の過程で自然にやさしい川の工事についても知りました。
子どもたちはきれいな川を守るために自分たちにできることを真剣に考え、また郷土の自然のすばらしさを理解し、自ら活動していく力を身につけていったようです。






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パックテストで農具川の
水質を調べた結果です



さあ、学習したことを発表しよう
昭和44年8月11日
梅雨前線の豪雨で高瀬川に土石流


新潟県南部および長野県北部に停滞していた梅雨前線が活動を活発化させ、上越地方を中心に
13日早朝まで38時間にわたり大雨を降らせました。上流域に荒廃地を持つ高瀬川では大規模な土石流が発生し、葛(くず)温泉がほぼ完全に消失してしまいました。鹿島川でも大町市の上流域猫鼻砂防堰堤が破損するなど被害を受けました。

被災前の葛温泉
被災後(山本携挙氏撮影)
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