小学生インタープリベント2002ニュース 2002年2月20日発行


安曇村立安曇小学校の「昭和20年の水害の学習」

 「学校の前を流れる島々谷川は、昔から大雨が降ると何度も災害を起こした川だったんだね」
 安曇小学校は、3年生の社会科で島々谷川の災害の学習を行ったことがあります。子どもたちは過去の災害、特に昭和20年に発生した土石流のことをよく知るお年寄りから詳しい話を聞きました。当時の災害の様子がよくわかるように手書きの地図まで使った学習で、災害の恐ろしさを知りました。その地図は、当時の家々の名前や細かな道路の様子、小さな橋まで記入された詳細なものです。どこまで被害が及んだのかまで一目でわかります。現在の様子と比べた子どもたちは、次第に災害の恐ろしさを実感していきました。そして被災後、災害を克服してきた人々の努力や苦労についても知りました。
 日常の景色である美しい自然が時に恐ろしい表情を見せること、大災害に遭いながらも生まれ育った大切な地域を協力して再建してきた人々の意志を、子供たちはお年寄りの熱い語りの中に理解したようです。



当時のことを知る地域のお年寄りが
わかりやすい手作り地図を作成→
楽しい交流会にもなりました。 「こんなところまで水に浸かったんだよ」

安曇村にあった最近の災害を紹介します。

 上高地での災害。平成11年にトンネルの入口で土砂崩れがおき、上高地から出るただ一本の道路がふさがれてしまいました。そのため多くの観光客が上高地に閉じこめられてしまいました。
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