小谷村立南小谷小学校「小谷村の災害の実際と災害を防ぐため」
小谷村は、高山植物の宝庫・栂池高原がある自然豊かな村です。その一方で、地すべりなどの土砂災害が多いところでもあります。近年では平成7年(1995)7月の集中豪雨で大きな被害を受けました。

こうした背景から、南小谷小学校では災害や防災に関する学習には特に力を入れています。校庭で行われた土石流模型実験には全校児童が参加し、模型を使って砂防えん堤のはたらきを学びました。
災害を実際に体験している子供たちも多いだけに、災害を防ぐためにはどうしたらいいのか、みんなしんけんに考えました。
●発表児童:4年生20名
●指導教諭:犬飼隆博先生
学校紹介ビデオの上映。
3列に並んで順番に発表していきました。
(発表内容抜粋)
砂防えん堤って何か調べてみることにした。
小谷村弥太郎地区で建設中の砂防えん堤を見学することになって、事前にいろいろ調べてみた。
姫川砂防事務所に取材をして、えん堤の大きさや形、工事の方法、えん堤の働き、工事の期間などを聞いた。
実際に見学に行き、いろいろなことを知った。
去年あった災害やイワナの放流について知った。
教室にもどってグループごとに見学したことをまとめてみた。
まとめたことを発表しあって、砂防工事のことがよくわかってきた。
平成7年7月11日の豪雨災害について役場に取材にいった。復旧作業の大変さについて知った。
また、明治時代にも大きな災害があったことを知った。
稗田山から流れる浦川の土石流を防ぐスーパー暗渠(あんきょ)えん堤も見学した。
災害からふるさとを守るための仕事や工夫について学習し、砂防えん堤や砂防工事が必要なことがわかった。

最後の発表を静かに見つめるゲストの方々。
ゲストからのインタビューに答えました。
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