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4月から学校が週5日制になり、「総合的な学習の時間」が完全実施されるなど、学校教育は大きく変わってきた。各学校では、各教科の基礎・基本をしっかりと身につけるとともに、地域の自然環境や伝統・文化などを生かした地域密着型の教育活動が一層展開されている。
姫川、高瀬川、梓川の各流域に位置している糸魚川市立大野小学校、小谷村立南小谷小学校、白馬村立白馬北小学校、大町市立大町西小学校、安曇村立安曇小学校、奈川村立奈川小学校、波田町立波田小学校、松本市立島立小学校においては、総合的な学習のなかで、北アルプスという美しく、かつ厳しい自然環境を教材として活用し、「川」や「自然災害」といった身近なテーマに取り組んでいる。
例えば、姫川源流の自然や水害の学習、稗田山の崩壊など災害や砂防関連の学習、遊びを通して川の歴史を探る学習など、各小学校では、地域の特色を生かし、地域の様々な人たちや施設、機関などの協力を得ながら、地域の現状と歴史を学ぶ特色ある活動がすでに展開されている。これらの実践には、本年度さらに磨きがかけられるものと思われる。
そしてこれらの一部は、この秋に松本市で開催される「小学生インタープリベント2002」で、近隣の小学校の子どもたちに対して発表され、これをもとに交流活動が展開される。いまから、楽しみである。
また、この場は保護者や地域の方々にも公開されるが、この意義はきわめて大きい。なぜならば、子どもたちは地域の様々な人たちとかかわり、地域を理解し、地域で成長していくからである。 |
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