Q1)焼岳はどんな山なの?
A1)焼岳は、数千〜千数百年の間隔でマグマの噴出を繰り返してきました。近年では大正4年、大正14年、昭和37年などの水蒸気爆発を多数おこしています。
 現在も噴気活動を続けており、しばしば群発地震も観測される若い活火山です。
Q2)焼岳はまた噴火するの?
A2)焼岳は、近年でも噴気活動や群発地震が発生しているので、今でも噴火する力を十分持っています。このため、今後はいつかわかりませんが、近い将来再び噴火する可能性があります。

Q3)噴火をまえもって知ることはできるの?
A3)噴火が始まる時刻まで正確に予測することは難しいです。しかし、マグマが関係した大噴火時は、地面のひび割れや噴気の変化など噴火前のさまざまな前兆現象があると思われます。
 ただし、水蒸気爆発の前兆現象については、よくわかっておらず、突然発生する可能性もあります。

Q4)いつの時点で避難すればいいの?
A4)火砕流や火砕サージは時速100km以上の高速で流れ下るため、噴火が発生してからの避難では間に合いません。避難の指示等に従って「早めの避難」が大切です。マップで示されている危険区域以外へ避難しましょう。

Q5)噴火に備えて何をしておけばいいの?
A5)焼岳が活火山であることや、どのような災害が考えられるかを知り、家族や地区で避難と連絡の方法を事前に話し合っておくことが大切です。また、非常持ち出し品をリュックサックに入れて普段から準備しておきましょう。