管内の3流域
姫川流域
流路延長:46km
流域面積:691.2km
2(山本橋上流)
平均河床勾配:1/16
急流支川多く扇状地が発達
 姫川は白馬村南部に源を発し、多くの支川を合流しながら長野県北部から新潟県南部へ向かい日本海に注ぎます。上流域は急峻な山岳地帯で、土砂流出の激しい支川が多くの扇状地を形成し、中流域では大崩壊地の稗田山が多量の土砂を吐き出しています。「糸魚川―静岡構造線」にほぼ沿って流れる姫川は、日本有数の災害の絶えない急流河川です。

高瀬川流域
流路延長:31km
流域面積:350km
2(高瀬橋上流)
平均河床勾配:1/13
風化しやすい地質と急勾配
 高瀬川流域は、槍ヶ岳から流れ出る本川に2つの支川を合わせて3つの流域からなります。流域の地質の大部分が花崗岩で風化しやすく、また、上流域の山稜は森林が育ちにくく岩が露出しており、山腹崩壊や渓岸侵食が進んでいます。これに温泉作用による風化も加わり、降雨のたびに土砂流出をくりかえし、渓谷の勾配が急であるため、しばしば災害が発生しています。

梓川流域
流路延長:50km
流域面積:559km
2(新淵橋上流)
平均河床勾配:1/13
荒れた上流部に土砂が堆積
 槍ヶ岳を水源にする梓川に5つの支川が合流してきますが、流域上流部の山地では火山の爆発や温泉作用などで荒廃が著しく、多量の土砂が堆積しています。焼岳の噴出物はしばしば土石流となって流下してきました。また、流域に花崗岩があり、その風化が著しく、小規模の谷が多く発達する地形とあいまって、災害が起こりやすくなっています。
PDF版(0.6MB)