平成21年度 出し平ダム・宇奈月ダム連携排砂及び連携通砂について(速報)


 7月9日〜7月10日の連携排砂及び7月18日〜7月19日の連携通砂における、「測量結果」及び「主な環境調査結果」について、お知らせします。


1.排砂量について
 今年度の連携排砂後の測量の結果、出し平ダムにおいては、排砂量が約37万mとなりました(目標排砂量約37万m)。なお、この結果は、想定変動範囲(約31万m〜約41万m)に収まる結果となりました。
 また、連携通砂後の測量の結果、出し平ダムにおいては、排砂後から約2万mの減少が確認されました。
 宇奈月ダムについては、目標排砂量を設定していませんが、今年5月から連携通砂後の測量結果から、約1万mの減少が確認されました。
【参考】 連携排砂が始まった平成13年から昨年までの出し平ダムの年間の排砂量は、平均で約30万mとなっています。

2.試験通砂及び短時間集中豪雨対策について
 今年度実施予定であった、連携排砂実施以降の試験通砂及び短時間集中豪雨対策については、連携排砂実施以降に基準に達する流量が発生しなかったことから、実施できませんでした。

3.主な環境調査結果について
 連携排砂・通砂実施に伴い、出し平ダムから海域の間において、環境調査(水質・底質調査)を実施した結果、SS、全窒素(T−N)で一時的に高い値を示した箇所もありましたが、ダム貯水池、河川、海域ともに概ね過去の測定値の範囲内でした。
(測定結果は添付資料をご覧下さい。)

4.今後の予定について
 今年度の連携排砂及び連携通砂につきましては、今回の環境調査結果を含め、計画した全ての調査が終了次第、「黒部川ダム排砂評価委員会」で評価していただく予定です。

(添付資料)
平成21年7月連携排砂及び連携通砂実施結果について(速報)

なお、詳細な資料につきましては、黒部河川事務所ホームページ
宇奈月ダム・排砂関連情報(http://www.kurobe.go.jp/haisa/haisa.cgi)に掲載しておりますので、そちらをご覧下さい。


問い合わせ先
国土交通省 北陸地方整備局 黒部河川事務所
 
副所長(技)  鈴木 和弘  TEL:0765(52)1122(代表)
   
  関西電力株式会社
 
北陸支社 総務・広報グループ  村山又は松本 TEL:076(442)8212(直通)