洪水から守ろうみんなの地域 水防月間


 我が国は、自然的・社会的環境から洪水等による災害を受けやすく、このため毎年のように豪雨や台風による洪水が全国各地で発生しています。昨年は7月豪雨などにより、九州地方、中国地方、長野県等を中心に激甚な被害に見舞われ、改めて水防活動の重要性が確認されたところです。
 黒部河川事務所でも従来より水防訓練の実施、水防工法・技術の習得等を図っているところですが、本年は水防月間の創設から20周年という節目の年でもあり、より一層、黒部川流域の皆様に水防の意義及び重要性について理解して頂き、水防意識の向上を図るため、以下の行事を始めとした広報活動を積極的に展開する予定です。
 尚、実施にあたっての詳細は、それぞれ記者発表やホームページで後日お知らせします。


予定日 行事名 主催及び担当課 場所 出席者等 内容等
6月2日(土) 黒部川水防訓練 黒部川水防連絡会 四十八ヶ瀬大橋
上流黒部市側
黒部河川事務所、黒部川治水同盟会、黒部市・入善町・朝日町消防団、黒部川竹蛇籠保存会、(社)北陸建設弘済会等・・・合計300名程度 出水期を前に、水防技術の伝承習得、水防機関の指揮向上、水防思想の啓発を目的として流域内の水防機関(消防機関)が合同で訓練を行う。
6月上旬 黒部川合同河川巡視 黒部川水防連絡会 黒部川流域 黒部河川事務所、関係市町村等・・・合計30名程を予定 洪水時に危険が予想され、重点的に巡視点検が必要となる箇所(重要水防箇所)の確認や水防活動を実施するために必要な緊急資材を備蓄している施設(水防倉庫)にある資材の備蓄状況の確認を行い、洪水期前の再点検を実施する予定。
6月上旬 重要水防箇所の公表 河川管理課 ホームページ   重要水防箇所をホームページ上で公表し、水防思想の普及啓発を図る。


水防月間とは

 昭和61年の台風10号による出水の際における懸命な水防活動を契機として、水防活動が極めて重要であることが再認識されたため、昭和62年度から毎年出水期前の5月(北海道は6月)を水防月間とし、水防の重要性を国民に周知すること等を目的として各種の行事を実施しているものです。
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