黒部川Field Reports No.080

------富山湾沿岸海岸保全基本計画(石川県境〜鳥ヶ首岬)策定に向けて------
この度、平成14年3月27日、水曜日に富山市のサンシップとやま(富山県総合福祉会館)にて第1回富山県海岸保全基本計画検討委員会が開かれました。この検討委員会は、1956年(昭和31年)に策定した『防護』を主目的とした海岸法から時代のニーズに応えて1999年(平成11年)に『防護』+『環境』+『利用』の三本柱となる『美しく、安全で、いきいきした海岸を次世代へ継承するために』43年ぶりに改正された事を受け地形、海象面の類似性及び沿岸漂砂の連続性を年頭に新潟県の鳥ヶ首岬から石川県境までを富山湾沿岸保全基本計画と称して策定することになります。この基本計画の策定にあたって富山県分と新潟県分との策定を合わせたものに成るために、この全段として富山県分の計画をとりまとめる為に富山県が事務局となる検討委員会を立ち上げて委員会を3回程度開きまとめていく事になります。この委員会は、学識経験者として長井真隆氏(元富山大学教授)、石田啓氏(金沢大学教授)、布村昇氏(富山市科学文化センター館長)、行政代表として堂故茂氏(氷見市長)、魚津龍一氏(朝日町長)、進藤裕之氏(黒部工事事務所長)、利用者代表として石坂宣子氏(高岡第一学園幼稚園教諭・保育士養成所助教授)、水門巧氏(富山県漁業協同組合連合会代表理事専務)、野口淑子氏(富山市立広田小学校教諭)の9人に委員をお願いしこの美しい富山湾の海岸を将来にわたって継承していくために種々検討していただくことになります。会長には、長井真隆氏になっていただき第1回の今回は、海岸の保全に関する基本的事項について検討して頂きました。
富山県海岸保全基本計画検討委員会名簿
海岸保全基本計画策定フロー
会長に推薦された長井真隆氏(元富山大学教授)
検討委員会の様子
計画を説明する事務局の富山県
各委員より質疑・応答の様子

02/03/28
報告 : 調査課 K . M