黒部川Field Reports No.049



 8月5日、黒部市荒俣海岸の海難監視小屋(磯の家)前堤防に地元の小学生らによって、色とりどりのペンキで壁画が描かれました。この「荒俣海岸堤防壁画創作大会」は荒俣地区と大開地区の壮年会でつくる荒俣・大開共励会(寺田初彦 会長)が子供たちに荒俣海岸の自然を大切にする心をはぐくんでもらうとともに海岸のイメージアップを図ろうと、夏休みを利用して3年前から続けています。
 毎年少しずつ壁画を描きたしており、平成10年約20m、平成11年約30m、平成12年には約45mが描かれ、すでに約100mが完成しています。今回はさらに約20mにわたり、県内に生息している動物や植物を描きました。

堤防に壁画を描く村椿児童たち
色とりどりのペンキで描く子供たち
様々なアイデアを出し合いました

熱い日差しの中堤防に向かう子供たち

 この日は、村椿小学校6年生42人と教職員・PTA会員、共励会会員ら約60人が参加しました。熱い日差しの中、参加者は汗だくで形や色にそれぞれのアイデアを出し合って創作活動に励んでいました。
 壁画の内容は主に、海岸に生息する海鳥・野鳥等、祭りや行事の様子、黒部川や村椿の自然、荒俣海岸の未来などがあげられ、その他にも荒俣海岸にふさわしい題材を選択しました。
 カニ、タコ、ヒラメ、チューリップ、スイセン、ニホンカモシカ、ライチョウなどがペンキで描かれ、これまでの殺風景だった堤防は見違えるほど明るくなりました。

出来上がった壁画


01/08/13
報告 : 調査課 K . I