黒部川Field Reports No.27


海岸の自然を守る

〜シロバナハマヒルガオを移植しました〜

  シロバナハマヒルガオはハマヒルガオの一種で、直径4〜5cmの
アサガオに似たラッパ状の花を咲かせます。ヒルガオ科の多年草で
茎はつる状で長く、海岸の砂地に生える植物です。今まで、福井・石
川・新潟県で確認されていましたが、富山県では珍しい植物でした。


ハマヒルガオ シロバナハマヒルガオ

このたび、黒部市荒俣の荒俣川河口右岸側で、海岸の緩傾斜堤防
の脇にこのシロバナハマヒルガオが生育しているのが見つかりました。
この箇所は、堤防工事予定箇所なので、川を渡り西側の砂浜側(写真)
に移植しました。移植は一本ずつではなく、周りの土とともにしました。

下新川海岸(黒部市荒俣地先)
移植状況



01/05/25報告 : 調査課 K.I