黒部川Field Reports No.253
 

黒部名水市民大学講座

 
平成15年度より黒部市生地地先で工事を進めておりました、透過型有脚式突堤が今秋に完成しました。
本工事箇所周辺の生地鼻は、昭和45年当時の写真を見ると海水浴場と見間違えるような大きな砂浜がありましたが、現在は、河川からの土砂供給の減少及び波浪の影響などにより、砂浜自体が無くなっています。
今回2基目が完成することによって、なお一層、下記の効果が期待できます。
 

突堤背後の堆砂機能
  漂砂が透過するため、堆砂効果が高い。
水質保全
  透過型構造なので、堤内外の海水の互換性が高い。
魚礁効果
  集魚性に優れ、魚礁としての効果が期待出来る。
 
最後に、181のフィールドレポートにも記載しましたが、透過型有脚式突堤における釣りについては、突堤上部が随時波を受け濡れており、滑りやすくなっているため、大変危険です。皆様には、節度のある行動をお願いします。