黒部川Field Reports No.243
平成16年1月23日(金)、ホテルサンルート魚津で「第21回新川地域発展賞授賞式」が開催され、黒部川竹蛇籠保存会が地域社会賞を受賞しました。
黒部川竹蛇籠保存会は、わが国でも希少な竹蛇籠づくりの伝統技術の保存を目的として昭和61年から活動しています。
竹蛇籠は、割り竹を編んで作る円筒型の籠のことで、中に川原石や割石を詰めて、河川の護岸や用水口の堰などに利用されてきました。細長い形が蛇に似ていることから、この名がついたとされています。竹蛇籠は軽いので、運搬、保管や撤去がしやすいのが特長です。また、石のすき間には魚や水生昆虫などの格好の棲み家になります。
昨年5月に開催された黒部川水防演習でも竹蛇籠保存会が参加し、竹蛇籠を手際よく製作し、観客は興味深く見学していました。地域社会賞 賞状 ○竹蛇籠の製作過程
@木製のコマを打ち込み割竹をつくる A割竹を展開して籠の底からしっかり編む B玉石滑り止めして銅を編みあげる 黒部川水防演習での実演
(平成15年5月31日)
04/1/29
報告 : 河川管理課 R.Y.