黒部川Field Reports No.215 | ||||||
![]() |
||||||
|
||||||
★表彰式日時:平成15年5月27日(火)13時〜15時30分 | ||||||
★表彰式場所:東京永田町「星陵会館」 | ||||||
★受賞者 | ||||||
|
||||||
![]() |
||||||
★宇奈月ダム排砂設備ゲート工事とは: | ||||||
宇奈月ダムは黒部川下流扇状地の洪水防御と発電及び水道用水の確保を目的として黒部川に建設された多目的ダムです。 黒部川は土砂流出が激しく、下流にはきれいな臨海型の扇状地が形成されています。この黒部川に宇奈月ダムを建設すると流出土砂が宇奈月ダムによって遮断され、下流河川の河床低下や下新川海岸の侵食及び生態系への影響が考えられることから、国土交通省のダムとしては初めて排砂設備ゲートを設けました。 排砂設備ゲートの施工実績は、黒部川上流の出し平ダム(関西電力)に次ぐ2番目であり、排砂設備ゲートには土砂流出に伴うゲート周りの摩耗対策として、ステンレス(SUS630・SUS304)や鋼材(SS400)を採用し、水路部には愛知県出来山鉱床の段戸石(石英片岩)をコンクリートに埋め込む等の工法を採用しています。また、ゲートの戸溝に入った土砂を水圧で除去する装置など日本で初めての技術を採用しています。 宇奈月ダムの完成後、平成13年6月〜7月に2回、平成14年7月に1回の排砂を行っていますが、ダム下流の環境に悪影響を与えることなく、排砂設備ゲートが機能しています。 |
||||||
![]() |
||||||
|
||||||
03/06/09 報告 : 調査課 澤原 |
||||||
|
||||||