黒部川Field Reports No.167 | ||||||||||||||||||||||||||||
11月28日(木)19時から黒部市生地コミュニティーセンターにて、黒部工事事務所が平成12年度より黒部市生地鼻地先で工事を進めていた、透過型有脚式突堤が今秋完成し、その報告として地元の生地振興会の皆様へ完成報告会を行いました。 生地鼻周辺の海岸は、昭和の中頃までは海辺で運動会ができるほど砂浜がありましたが、現在は黒部川からの供給土砂量の減少や富山湾特有の「寄りまわり波」などの影響を受け、海岸侵食が著しく、砂浜が無くなりっています。 この透過型有脚式突堤には生地鼻地先の侵食対策・越波対策となることと共に、水質保全や生態系へも好影響を与えることとなど様々な効果が期待されています。 今回の報告会で頂いた意見や今後の現地での調査を行い、本突堤の西側に計画している2基目の設置工事へ活かしていきたいと思います。 ○生地鼻地先の侵食状況
○着手前後の比較(航空写真)
○透過型有脚式突堤(VHS)の概要
○完成報告会 @工事完成報告 A模型贈呈 B今後の工事計画 C突堤の効果把握調査の概要説明 D質疑応答
○あとがき 生地地先は、過去において越波被害を受け、浸水したこともありました。振興会の方から、地元にとって安全を守る海岸施設の整備は長年の悲願であったというお言葉をいただきました。本突堤の影響調査は、現在行っているところですが、これから長年において多くの人の生活を守り、被害を食い止める施設となっていくとおもいます。また、生地地区の方は年に4〜5回ほど、皆様で海岸清掃をされ、海岸に非常に愛着をもたれていることがわかりました。本突堤は完成したばかりですが、地域に愛される施設になるよう期待したいとおもいます。 |
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02/11/30 報告 : 調査課 K.A. |
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