大規模災害に備えて洪水対応演習を実施!!
掲載日:2025/05/22
5月9日(金)に黒部河川事務所において、「令和7年度 洪水対応演習」を実施しました。
本演習は毎年実施しており、黒部川の出水時における洪水予測の実施、水防関係機関等への水防警報・洪水予報等の情報伝達、宇奈月ダム・樋管など河川管理施設等の操作ルール、操作状況の確認及び情報伝達、さらに黒部川上流域の土砂災害や下新川海岸の高波災害等、工事の現場関係者への情報伝達、被害の軽減を図る措置としての対策工法の検討等、実践的な演習を行うことにより、本格的な出水期を前に防災体制に万全を期することを目的とし、机上による総合的な演習を行っています。ホットラインの演習では、Web会議システムを用いて、黒部河川事務所と関係市町が実践さながらに情報伝達を行いました。
〈主な演習項目〉
- ①関係機関への洪水予報及び水防警報等の情報伝達
- ②自治体首長と事務所長による双方向の情報伝達(ホットライン)
- ③水閘門等の操作ルールと状況確認及び情報伝達
- ④応急対策工法の検討、申請及び応急対策協定業者への出動要請、情報伝達
- ⑤河川敷占用工作物の撤去
- ⑥河川・海岸等の巡視による被害報告
- ⑦被災状況、被災箇所の復旧状況等の迅速な広報活動
- ⑧KU-SAT、ウェアラブルカメラを用いた現地映像共有
- ⑨排水ポンプ車の出動要請、情報伝達
黒部河川事務所では、砂防、ダム、河川、海岸と管理区間が広く、災害対応が同時多発する恐れがあるため、今回のような演習を通じ、所内及び関係機関との連携を密に図ることにより、より実践に対応した防災能力の向上に努めていきたいと考えています。
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