令和元年度 黒部河川事務所工事施工技術発表会が開催されました
黒部河川事務所工事安全対策協議会は、令和2年2月7日(金)事務所会議室で工事施工技術発表会を開催し、工事関係者94名が出席しました。
発表会では、令和元年度完成工事(予定を含む)で各工事現場が取り組んだ「安全対策」、「施工技術」、「ICT活用」などの内容について、提出された22編の論文の中から、事前審査を通過した7編を発表していただきました。
厳正な審査の結果、表彰された論文は以下になります。
最優秀賞(1編)
表 題:「既設ブロック16t取壊しの施工方法について」
発表者:(株)飯作組 中陳 渉 氏
優秀賞(2編)
表 題:「ICT技術を自社にて習得した過程について」
発表者:共和土木(株) 橋本 真樹 氏
表 題:「山岳工事現場の『見える化』による安全性向上について」
発表者:大高建設(株) 宮本 慎也 氏
努力賞(4編)
表 題:「『休日での無人化施工・無人化管理』及び担い手の育成について」
発表者:共和土木(株) 永澤 博之 氏
表 題:「ICT(情報通信技術)活用工事等による職員の職務の減少について」
発表者:(株)新興 砂田 嘉紀 氏
表 題:「海岸工事におけるICT技術の活用と課題について」
発表者:(株)飯作組 倉堂 克大 氏
表 題:「宇奈月ダム放流設備修繕外工事における安全対策」
発表者:佐藤鉄工(株) 高木 敏博 氏
建設業界は社会資本整備の担い手であり、国土保全上必要不可欠な「地域の守り手」です。人口減少や高齢化が喫緊の課題となっていますが、前述の役割を果たすために生産性の向上とともに建設業の賃金水準向上や休日の拡大等による働き方改革が必要不可欠となっています。
i-Constructionの目的は、ICT活用による生産性の向上により、休日等の拡大など働き方改革を進め、魅力ある新たな建設現場を創出するものです。
各社においてもICT活用工事や週休2日への取り組みなどの論文が目立っており、着実にi-Constructionが根付いてきていることを感じます。もちろん、疎かにはできない安全管理についても有意義な内容が盛り込まれ、会場の皆さんは熱心に聴講されていました。
活発な質疑応答も交わされ、今後に繋がる実りある発表会となりました。
忙しい中で、論文やパワーポイントの作成をしていただいた受注者の皆様方に深く感謝申し上げます。
今回表彰された7編の論文や、過去に表彰された論文については事務所HPで公開しています。
黒部河川事務所ホームページ 事業について>その他>工事施工技術発表会 優秀論文
URL→ http://www.hrr.mlit.go.jp/kurobe/jigyo/koujisekou/index.html
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