桜井高校2年生 災害復旧工事の現場を見学
11月22日(木)[13:45〜14:45]、富山県立桜井高等学校土木科2年生40名を対象に「平成29年度音澤護岸災害復旧工事」の現場見学会を開催しました。
この見学会は、実際の現場に触れることにより、社会資本整備の重要性と建設界の魅力について理解を深めていただき、建設界の担い手確保と育成を目的としています。
現場へ移動するバスの車内において、山田工務課長から国土交通省の組織の位置づけ、黒部河川事務所の概要、社会資本整備を担う建設界の役割について説明を行いました。
現場見学の時間はあいにくの雨となりましたが、飯田黒部川出張所長から黒部川の概要、平成29年7月出水の概要と音澤付近の被災状況や対応状況の説明を行うと生徒たちは熱心に耳を傾けていました。
平成29年7月出水時の音澤付近の被災状況説明や工事概要と合わせて急流河川における被災メカニズムについても説明を行いました。施工現場の様子から被災当時の状況をイメージするのは難しかったかもしれませんが、急流河川では洪水エネルギーが非常に大きいということを感じてもらえたのではないでしょうか。
その後、近年の建設業界の話題としてi-Constructionの概要を説明し、マシンガイダンス機能が搭載されたバックホウを見学しました。
最後にこの災害復旧工事の施工業者の新入社員であり、桜井高校の卒業生である大高建設株式会社 大海寺様から、この会社に就職した理由や建設界の魅力についてお話いただきました。
見学の最後に、生徒代表からお礼の言葉があり、「知らないことがたくさんあって驚いた」、「このような仕事に携わることも今後の就職活動の選択肢の一つとして考えていきたい」などの話をいただきました。
今回の現場見学会によって少しでも建設界や治水事業へ興味関心を持っていただければ幸いです。
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