桜井高校土木科1年生 宇奈月ダムの構造や役割について学ぶ

掲載日:2016/11/01

 10月25日(火)、富山県立桜井高等学校土木科1年生37名が土木構造物の知識を深めるため、宇奈月ダムの見学会を開催しました。
 ダムへ移動するバスの車内において、黒部河川事務所の事業概要やダムの役割・型式等について説明し、また、ダム管理所会議室では宇奈月ダム建設のあゆみについてビデオを見た後、大夢来館(だむこんかん)、ダム操作室、堤体内、排砂路を見て回りました。

 生徒たちは、24時間体制で管理がされていることや堤体内に設置されている計測機器・監査路・ゲート室などを目の当たりにし、ダム建設の大変さだけでなく、その後の管理の重要性について理解を深めました。
 また、直轄のダムで唯一備えている排砂設備では、普段は見られない排砂ゲートや排砂路とあって、生徒は興味深そうに説明を受け、ゲートの大きさを実感し摩耗対策の石材等に工夫されていることなどに関心を寄せた様子で施設を見学していました。
 帰り際には、ダム湖の水の色を見て「なんで緑色なんだろう?」と関心を寄せていました。

 1年生は、土木科に入学して以来、はじめて外へ見学に出たことから、土木構造物の重要性について認識を深めるとともに、これまで以上に学習意欲が芽生えたものと思います。
 見学を終えるにあたり、生徒代表者からお礼の言葉があり、宇奈月ダム見学が実現したことへの感謝と国土交通省の職場に関心を持ったとの発言があり、見学会を企画した者として大変喜ばしく思いました。

 生徒からの感想文の一部をご紹介
 http://www.hrr.mlit.go.jp/kurobe/koho/report/field_tmp/161101/161101_01.pdf
 http://www.hrr.mlit.go.jp/kurobe/koho/report/field_tmp/161101/161101_02.pdf


  • ダム天端での説明

  • 堤体内監査廊での説明

  • 排砂炉内での説明

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