くろべ水の少年団が「水生生物調査」を行いました。
水生生物調査は、河川愛護や水質浄化に関心を持っていただくことを目的に、昭和59年度から水生生物の生息状況を観察し、その生息状況から簡易的に水質状況を把握しています。
黒部川では7月5日(日)に、黒部市内の小学4〜6年生から構成される「くろべ水の少年団」19名が、下流部の水生生物調査を実施しました。
水生生物の調査方法は、川の中の水生生物を網等で採取したり、石に付着している水生生物を採取し、指標生物の写真や説明と見比べ、確認や分類を行った後、『きれいな水』『少しきたない水』『きたない水』『大変きたない水』の4段階で判定するものです。
当日は調査開始前に、黒部河川事務所の職員が川で安全に遊ぶ方法や水難事故防止についての説明を行いました。その後の調査では3班に分かれて、川の状況を把握する為、水温、流速、pH、COD(化学的酸素要求量)などを計測した後、水生生物の採取に取りかかりました。
子供達は、川に生息する水生生物から水質を判定するために、沢山の水生生物を採取しようと元気いっぱいに川に入り、カワゲラやトビケラ等を採取しました。
今回の水生生物調査の結果はまだ判定されていませんが、「きれいな川」の指標となる水生生物が多く採取されました。
(今後の予定など)
第2回以降の水生生物調査は、7月25日(土)に黒部川中流部(音沢)、8月22日(土)に黒部川上流部(鐘釣)を予定しています。
なお、くろべ水の少年団は、黒部川の歴史や周辺環境等についても勉強しており、7月5日(日)午前中に実施された荒俣海岸の清掃にも参加する等、海岸美化の取り組みも実施しています。
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