平成27年度 洪水対応演習を実施!!

掲載日:2015/05/25

 5月19日(火)に黒部河川事務所において、「平成27年度 洪水対応演習」を実施しました。
 この「洪水対応演習」は毎年行っているもので、本格的な出水期を迎えるにあたり、黒部川の出水時の水防警報・洪水予警報、宇奈月ダム放流情報、さらに黒部川上流域の土砂災害や下新川海岸の高波災害等、防災情報の迅速・的確な伝達と被害の軽減を図る対策工法の検討など実践的な訓練を行うことにより、万全な防災体制を整えることを目的に総合的な洪水対応演習(机上)を実施しています。
 今回の演習では、黒部河川事務所の職員約40名が参加し、黒部河川事務所管内で出水等があったことを想定し、電話やFAXを用いて実践さながらに演習を行いました。

 演習内容は、
 ① 関係機関への洪水予報及び水防警報等の情報伝達演習
 ② 緊急情報連絡網の80mm/h通報ルールによる情報伝達演習
 ③ 市町長と事務所長による双方向の情報共有訓練(ホットライン)
 ④ 水閘門等の操作状況確認の情報伝達演習
 ⑤ 地域の的確な判断の行動につながる情報等の提供
 ⑥ 災害協定業者への情報伝達演習
 ⑦ 記者発表の机上演習
 ⑧ 河川・海岸等の巡視による被害報告演習及び応急対策工法の机上検討

 最近の出水状況を踏まえると、ゲリラ豪雨などの集中豪雨により、近年あまり被災していない地域でも大きな被害を受けている事例が見られることから、被災経験の少なくなった地域においても、自らが避難に関する情報や危険箇所等の情報を的確に認識することが重要です。

 当事務所では、このような演習を続けていくことで、『より実践に対応』した防災能力の向上に努めたいと考えています。


  • 演習状況1

  • 演習状況2

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