砂防フェア2013が開催されました

掲載日:2013/06/14

 去る、平成25年6月8日(土)に、土砂災害防止月間の一環として「砂防フェア2013」が富山市総曲輪グランドプラザで開催されました。

 当日は、10:30より富山県砂防課長(代理)の挨拶でイベントが始まり、通行者の方々にも立ち寄って頂くなど延べ約600人の方にご参加いただきました。

 11:00にはステージイベントとして、常願太鼓保存会による「常願太鼓」の迫力ある演奏が始まりました。「常願太鼓」は、大雨により増水する常願時川の状態を知らせる「水太鼓」として呼ばれ、後に河川の氾濫や洪水による被害が無く、常の平穏だけでなく五穀豊穣をも願い鳴らされるようになり、「常願太鼓」と呼ばれているそうです。

 また、Dr.ナダレンジャーこと、防災科学技術研究所 納口先生による防災ふしぎ実験では、ペットボトルにいれた砂と水で液状化の実験や発砲スチロールを用いた固有振動の実験など、身近な材料を利用し分かりやすく教えて頂きました。お子供さんたちにも喜びながら楽しく学んでいただけたと思います。

 会場では、土砂災害や砂防事業に関するパネル展示、土砂災害発生のメカニズムを学ぶことができる模型展示の他、土石流を疑似体験できる3D映像装置、過去最大の降雨を体験できる降雨体験車の展示、工作・実験コーナー、絵画ポスター作文展示などを行い、子供さんをはじめ大人の方たちにも喜んで頂けたと思います。

 黒部河川事務所では、土砂災害などの自然災害の恐ろしさを知っていただき、早めの避難が行えるよう公開している雨量情報の活用など、災害に対する日頃の備えをこのようなイベントや啓発活動を通して、呼びかけていきたいと考えております。
(雨量情報URL http://www.hrr.mlit.go.jp/kurobe/bo_info/index.html)


  • 迫力ある常願太鼓演奏

  • 楽しみながら行われた防災ふしぎ実験

  • 土砂災害に関するパネル展示

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