下新川海岸高波対応訓練を実施しました!!

掲載日:2010/12/14

 11月29日(月)に下新川海岸水防連絡会主催の高波対応訓練を実施しました。
 本訓練は、下新川沿岸域で平成20年2月に発生した高波災害を契機に実施しているもので、今年で3回目の取り組みとなります。
 これから本格的な冬期風浪による高波シーズンを迎えるにあたり、高波による災害の減災に向けて、関係機関、消防団、住民が連携し高波災害に対する関係機関相互の情報伝達体制の確認、水防体制の確立を行うことを目的としています。

 今回の訓練では、下新川海岸水防連絡会の関係各機関と地域住民約50名が参加し、下新川海岸管内で高波による災害が発生したことを想定し、的確な情報伝達及び情報共有を図るため、電話やFAXを用いて実践さながらに訓練を行いました。また、入善町芦崎地区の住民の方々には、高波による越波で集落内に浸水被害が発生することを想定し、避難訓練を実施して頂きました。

 訓練は、事前に想定したタイムスケジュールや予測し得ない状況に対して、波高や風速のデータ状況把握による水防警報の発令、水防活動状況等の情報伝達の演習を行うもので、実践的で有意義な演習となりました。しかしながら、一部にスムーズな情報伝達が出来ない場面もあり、反省点や課題も明らかとなりました。

 下新川海岸水防連絡会では、このような訓練を続けていくことで、『より実践に対応』した防災能力の向上に努めたいと考えています。

【主な訓練内容】
・関係機関との情報伝達の確認
・自治体による水防活動の実働訓練
・住民を対象とした避難実働訓練
・被災箇所における応急対策工法の机上訓練

【参加機関】
北陸地方整備局、黒部河川事務所、富山地方気象台、富山県、黒部市、入善町、朝日町、黒部市消防本部、入善町消防本部、朝日町消防本部、入善町消防団、被災想定地区住民(入善町芦崎)


  • 黒部河川事務所の対応状況

  • 避難訓練状況

  • 防波扉の閉鎖訓練

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