専門防災エキスパートとの意見交換会を実施しました!

掲載日:2010/10/01

 平成22年9月29日(水)に専門防災エキスパートと黒部河川事務所職員による意見交換会を行いました。
 専門防災エキスパートとは、災害発生時に最寄りの事務所や出張所に駆け付け、ボランティアで巡視活動の支援、災害復旧時の工法支援、情報の受配信支援等を行って頂ける方々で、これまでにも新潟中越地震や能登沖地震の際に出動して活躍されており、黒部河川事務所においては、平成20年2月の高波災害時にも現地の調査等で出動して頂いております。

 今回の意見交換会は、河川の維持管理に関する指導や災害時(風水害、地震)の対応、防災体制発令の確認等々を行うことを目的として実施したもので、事務所職員20名、専門防災エキスパート等11名が出席しました。

 先ずは、黒部川に関する維持管理について、河川管理の考え方や注意事項、日頃からの管理の必要性について意見交換を行いました。
 主な意見としては、「大きな出水の時にどの様な川の流れになるか把握しておく必要がある」「堤防除草は、年2回は実施しないと、堤防が雑草だらけになって点検ができなくなるのではないか」「不法投棄対策として、疑似カメラなど設置してみてはどうか」等の意見が出されました。

 次ぎに「平成22年の事業概要」「最近の災害の発生状況」「事務所の防災体制」「ゲリラ豪雨対策」「下新川海岸の高波災害以降の取組や復旧状況」等について報告し意見交換を行いました。
 主な発言として、河川事業に関しては「今後の河川整備について」、海岸事業では、「高波災害以降の取組や養浜工の効果・今後の計画、緩傾斜護岸の整備、観測機器の状況や欠測を少なくする為の取組み」、砂防事業については、「工事用道路の扱いや今後の工事実施」等について意見交換を行いました。

 黒部河川事務所では、防災エキスパートとの連携を密にし、災害発生時に早急な対応がとれるよう日頃から備えていきたいと考えています。

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