高波シーズンに向けて「下新川海岸現地視察会」を実施しました!!

掲載日:2010/09/22

 平成22年9月22日(水)に黒部市〜朝日町にかかる下新川海岸域において、下新川海岸水防連絡会(黒部河川事務所、富山県、水防関係市町、消防署、気象台等で構成)主催による「下新川海岸現地視察会」を実施しました。
 本連絡会は、H20年2月24日の高波により甚大な被害を受けた事を契機に、各機関における防災体制の確立に向け、関係各機関相互の連絡体制や水防計画、計画避難基準等を策定し、高波時に迅速な水防活動を実施し、越波等による高波災害の軽減を図ることを目的に設立したものです。

 今回の海岸視察は、H20年の高波で災害を受けた箇所における復旧工事箇所を中心に、台風や冬季風浪による高波シーズンが本格化する前に海岸の現状を把握することを目的に実施したものです。
 当日は、悪天候の中、下新川海岸水防連絡会関係者19名が参加し、H20高波で甚大な被害を受けた黒部市生地地先や入善町吉原地先、富山県が実施している朝日町境海岸等の災害復旧現場を視察しました。
 現地では、既設堤防の嵩上げや沖合施設の補強、直立堤防の空洞化対策等が実施されており、また今回の視察で初めて富山県における工事実施状況も視察しました。

 同じ下新川海岸でも、国と県、各工事現場で地域特性を活かした特徴のある工事が実施されており、参加者からは「工事の詳細な内容の確認」や「工事で使用しているブロックの重量」「平成20年の災害状況」等について質問が出されていました。

 下新川海岸水防連絡会では、高波から地域を守るために引き続き関係機関との情報連絡体制や防災体制などを再確認し、今後本格化する高波シーズンに向けて地域の安全を守るための対応を実施していきます。


  • 黒部市生地地先

  • 入善町横山地先

  • 朝日町境地先

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