樋管等の操作実地訓練を実施しました!!

掲載日:2010/09/01

 平成22年8月31日(火)に黒部川に設置されている樋管等において、職員による樋管操作実地訓練を実施しました。
 黒部川には、4基の樋管と1基の陸閘がありますが、何れの施設も黒部川の洪水時に河川水が集落側へ逆流しない為に設置されている施設です。
 樋管等の操作は、基本的には一般の方に委嘱をしています。しかし、「出水時に操作員と連絡がとれない」場合には、職員自らが現地に出動し樋管等の操作を実施しなければなしません。
 黒部河川事務所では、日頃から出水時に備えた取り組みを実施してきているところであり、今回の訓練は、職員自らが樋管操作を行う事態となった時に、適切に操作が行えるようにしておくことを目的に実施しました。

 今回の訓練は、黒部川出張所において各地における最近の樋管操作の誤操作事故等について問題点等を確認した後に、操作訓練対象施設である「①上浦山排水樋管(黒部市若栗地先)、②愛本陸閘(黒部市愛本地先)、③音沢排水樋管(黒部市音沢地先)」に向かいました。
 現地では、樋管の操作方法や操作のタイミングについて説明を受けた後に、実際に操作を行いました。
 今回の訓練に参加した職員の殆どが、初めて樋管操作を実施する職員であり、最初は手際が悪かったのですが、最終的には操作を繰り返す事で皆手際よく操作を実施していました。

 訓練に参加した職員からは、「実際に体験してみてよかった」や「操作時の問題点が判明した」という意見が出ました。

 黒部河川事務所では、出水に備えて如何なる場合でも万全の体制を構築するため、今後もこの様な現地訓練を実施していきたいと考えております。


  • 黒部川出張所での会議状況

  • 上浦山排水樋管での訓練状況

  • 愛本陸閘での訓練状況

※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。