「砂防フェア2010」を開催しました

掲載日:2010/06/21

 さる、6月12日(土)に土砂災害防止月間関連企画として、「砂防フェア2010」が富山市総曲輪「GRAND PLAZA」において、開催され、富山市の最高気温が28℃を記録する中、延べ800人の方に参加いただきました。

 当日は、常願太鼓保存会による「常願太鼓」の迫力ある演奏により幕が開けました。「常願太鼓」は、大雨により増水する常願寺川の状態を知らせる「水太鼓」として呼ばれ、後に河川の氾濫や洪水による被害が無く、常の平穏だけでなく五穀豊穣をも願い鳴らされるようになり、「常願太鼓」と呼ばれているそうです。

土砂災害や砂防事業に関するパネル展示や、土砂災害発生のメカニズムを学ぶことができる模型展示の他、土石流を疑似体験できる3D映像装置を展示しており、多くの子供達に興味を持っていただけたと思います。

 また、Dr.ナダレンジャーこと、防災科学技術研究所 納口先生によるサイエンスショーでは、ペットボトルにいれた砂と水などで、液状化の仕組みを分かりやすく説明された他、発砲スチロールを用いた固有振動の実験など、ご来場の皆様には楽しく学んでいただけたと思います。

 黒部河川事務所では、土砂災害などの自然災害の恐ろしさを知っていただき、早めの避難が行えるよう公開している雨量情報の活用など、災害に対する日頃の備えをこのようなイベントや啓発活動を通して、呼びかけていきたいと考えております。


  • ステージイベント「常願太鼓演奏」

  • ステージイベント「サイエンスショー」

  • フロアイベント「自分で出来る実験コーナー」

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