高波シーズンに向けて「下新川海岸現地視察会」を実施しました!!

掲載日:2009/11/09

 平成21年11月6日(金)に黒部市〜朝日町にかかる下新川海岸域において、下新川海岸水防連絡会(黒部河川事務所、富山県、水防関係市町、消防署、気象台等で構成)主催による「下新川海岸現地視察会」を実施しました。

 本連絡会は、H20年2月24日の高波により甚大な被害を受けた事を契機に、各機関における防災体制の確立に向け、関係各機関相互の連絡体制や水防計画、計画避難基準等を策定し、高波時に迅速な水防活動を実施し、越波による災害軽減を目的に設立しました。
 また、下新川海岸では、H21年3月31日に国が工事する区間において、全国で初めての水防警報海岸に指定され、10月に接近した台風18号の高波では、全国で初めての水防警報を発令しました。
 今回の海岸視察は、H20年の高波で災害を受けた箇所での災害復旧工事箇所を中心に、今後本格化する高波シーズンに向けて、海岸の現状を把握することを目的に実施したものです。

 当日は、下新川海岸水防連絡会関係者21名が参加し、H20の高波で甚大な被害を受けた黒部市生地地先や入善町芦崎地先等を視察しました。現地では、既設堤防の嵩上げや沖合施設の補強、万一の越波に備えた対応等について視察し、参加者からは「いつ頃に対策が終わるのか」「早急に対策を実施して頂いてありがたい」という意見がありました。

 下新川海岸水防連絡会では、高波から地域を守るために引き続き関係機関との情報連絡体制や防災体制などを再確認し、今後本格化する高波シーズンに向けて地域の安全を守るための対応を実施していきます。


  • 黒部市生地地先

  • 入善町芦崎地先

  • 入善町園家地先

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