河川愛護モニター現地見学会を実施しました

掲載日:2008/01/28

 近年、河川行政における地域との交流がますます重要となる中で、国土交通省では河川愛護モニター制度を実施しています。
 黒部川の河川愛護モニターは、現在3名の方に委嘱しており、普段は河川の利用や河川の環境に関する要望、河川へのゴミの投棄や堤防の異常等の情報を収集していただき、当事務所に対して定期的に報告書の提出を頂いております。
 今回の見学会は、モニターの方から黒部市宇奈月町浦山地区で行われている(※)災害復旧工事の現地見学会を開催して欲しい旨の話があり、当事務所が実施する事業への理解を図っていただくことと、今後のモニター活動の参考にしていただくことを目的に1月25日に実施しました。

 (※・・・今回見学を実施した場所は、当事務所が発注した災害復旧工事を実施している工事箇所となります。これは平成18年7月期の出水(洪水)により、護岸が被災したためで、このまま高水敷の浸食が進むと堤防に影響を及ぼすおそれがあります。そのため、高水敷河岸の浸食を防止するためにコンクリートブロック積みを行い、災害復旧を行っているところです。)

 当日は雪が舞い、足下が悪い中での開催となりましたが、現地に行く前に工事請負業者の事務所で浦山地区での工事の概要を中心に、黒部川の伐採計画や堤防の役割について説明を行いました。モニターの方々は職員の説明に熱心に耳を傾け、「場所によっては木が多くあり、整備が必要なのでは」等といった意見や質問が出されました。

参加されたモニターの方は以下のとおりです。
黒部市 野ア 静恵さん、入善町 宮腰 明範さん、黒部市 松原 宗一さん

 今回の見学会を通じて、当事務所が実施する事業への理解を深めていただくことで、地域を代表するモニターの方と、河川管理者である国との「より良い橋渡し役」になっていただけたらと思います。
 当事務所では、河川に対する様々な情報、ご意見を愛護モニターの方に限らず、広く一般の方々からお伺いしておりますので、お気づきの点がございましたら当事務所までご一報いただけたら幸いです。


  • 工事概要説明の様子(工事請負業者事務所にて)

  • 浦山の復旧工事の見学(新川黒部橋から望む)

  • 見学の様子(青野自然公園)

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