小学生が水環境の研究成果を発表
〜水みらいプロジェクト2007が開催されました〜
11月11日(日)、宇奈月国際会館セレネで「水みらいプロジェクト2007」が開催されました。この「水みらいプロジェクト」は、県内の小・中学校生を対象に、水の大切さを理解し水との共生のありかたを探る目的で学習や研究を進め、その成果を発表する取り組みです。
今年で5回目となる今回のシンポジュームは、黒部川の改修事業が国で施行されてから今年でちょうど70周年となることから黒部川流域での開催となり、県内の7つの小学校と1団体がそれぞれの研究テーマを発表しました。黒部川流域の小学校からは、くろべ水の少年団と入善小学校が発表しました。
当日は開会前の午前中に、シンポジュームで発表する小学生等(約130人)が会場に近い宇奈月ダムを黒部河川事務所職員の案内で見学しました。宇奈月ダムを見るのは初めての小学生も多く、ダム内部の監査路、操作室や情報資料館など興味深そうに見学していました。
午後からのシポジュームは、会場は父兄や一般の方など大勢の来場者が聴講するなか、最初に魚津水族館飼育研究係長の稲村修さんが「魚と環境」と題して、主に河川に住む淡水魚の生態や人との共生のあり方について基調講演されました。
その後はいよいよ各小学校の成果発表です。どの学校も熱心な学習と研究内容で、その発表も工夫がされ、アドバイザーを努めた4人の先生から高い評価を受けました。
※当日のプログラムと各小学校の発表概要はこちらから
(http://www.hrr.mlit.go.jp/kurobe/koho/report/field_tmp/071112/sanko.pdf)
各小学校が発表した中で共通していたのは、富山県は、①水の恵みが豊富 ②きれいな水と生物の関係 ③人(開発)と生物との共生 ④きれいな環境をいつまでも ⑤自分達が守っていくこと等でしたが、研究過程の中で河川や海岸などに、ゴミが沢山ある所もあったことも紹介され、美しい自然や水環境を守っていくのは一人一人の心がけが大切なことをあらためて思いました。
※今回のシンポジュームの模様は、BBTテレビで12月28日(金)17時〜18時に放送されます。
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