津波防災訓練を初めて実施!

掲載日:2007/10/24

 10月23日(火)に黒部河川事務所において、「防災機関が連携した津波防災図上訓練」を実施しました。訓練は新潟県佐渡沖で発生した地震によって、富山県内に津波警報(大津波)が発表されたとの想定で、職員が関係機関への情報伝達訓練を行いました。
 これは、国土交通省ではスマトラ島沖地震によるインド洋津波災害を受け、北陸地方整備局等の国土交通省関係機関及び富山県、関係する自治体が連携して、的確な情報伝達や津波に関する知識の普及・啓発を目的に行ったものです。なお、今回は「情報伝達」に主眼をおいた図上訓練とし、当事務所では以下の項目等について訓練を実施しました。

【主な訓練内容】
・工事施工中の業者への指示、情報伝達
・津波に対する異常時巡回指示及び以上箇所の確認(CCTV画像による監視を含む)
・被災時の情報伝達(被災時の安全管理等)
・災害復旧対応時の対応(応急復旧対応等)
・ヘリコプター映像情報による情報収集(北陸地方整備局ヘリコプターが実働)
・ホームページを利用した情報配信(警報の発令、津波の状況等)
(※当日の訓練想定状況等が記載された参考資料はこちらをご覧くださいhttp://www.hrr.mlit.go.jp/kurobe/press/071019/sanko.pdf

 今回の訓練では、参加者は緊張感を持って訓練に参加することができたものの、情報伝達に若干のタイムラグが生じたことなどから、課題もある内容となりました。今回の経験から、災害体制時の課題や問題点を整理し、防災対策に反映していきたいと考えています。


  • 被害状況の取りまとめ

  • ヘリコプターから提供された映像

  • 被害状況をモニターで確認

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