黒部峡谷の砂防流域にイワナを放流
掲載日:2007/10/19
10月10日(水)と17日(水)に黒部川上流域と黒薙川でイワナの放流事業が行われました。 黒部河川事務所からも、欅平周辺、祖母谷、祖父谷、小黒部谷、黒薙川での放流に参加しました。
昔から黒部川は、イワナの宝庫として知られていましたが、度重なる洪水や職業釣り師による乱獲等により数が激減したため、再びイワナの数を増やそうと平成13年より黒部観光旅館組合の呼びかけで黒部峡谷に関係する団体(注1)が協力して放流事業を実施し、今年で7回目となるもので、徐々にその効果も現れてきています。
今年は、黒部川が国で管理されるようになってから70周年ということもあって、今回の放流では黒部川で養殖された10cm位の稚魚と20cm位の幼魚を合計で70周年にちなんで7,000匹(注2)放流しました。
参加者は、これからの厳しい冬を無事に過ごし、雄大な黒部峡谷を誇る黒部川に沢山のイワナが呼び戻せることを願っていました。
注1:黒部市・宇奈月温泉観光協会・関西電力(株)・黒部峡谷鉄道(株)、黒部河川事務所・砂防工事関係者・温泉経営者
注2:黒部川本流(5箇所で2,875匹)、黒薙川(4箇所で1,600匹)、祖母谷(3箇所で2,525匹)
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。