「祖母谷下流第2号砂防えん堤」の本体コンクリート打設を再開

掲載日:2007/10/01

 平成7年7月の豪雨出水災害を契機として、土砂災害発生に伴う被害の低減を図ることを目的に、平成9年度より黒部川水系祖母谷において「祖母谷下流第2号砂防えん堤」の整備工事に着手しました。(欅平駅から祖母谷上流へ約1.5kmの地点)
(位置詳細はこちら → http://www.hrr.mlit.go.jp/kurobe/koho/report/field_tmp/071001/sanko.pdf

 工事は、えん堤施工用の道路整備から始まり、平成12年度からは本体コンクリートの打設に着手しましたが、平成15年7月にえん堤計画地点の上部斜面から落石が発生したため、本体工事を一時中断しました。幸いにも作業員等人命に関わる被害はありませんでしたが、重建設機械等が損傷を受けました。

 黒部河川事務所では、工事従事者の安全確保を目的に、上部斜面の落石対策や資材運搬道路の危険箇所改良ならびに落石防護施設の整備を決定し、関係機関との協議を踏まえ安全対策に関わる工事を集中的に実施してきました。

 この度、この安全対策に関わる工事が概成したことから、平成19年9月14日から約4年ぶりとなる本体コンクリートの打設を再開いたしました。

 砂防えん堤は、上流からの有害な土砂流出を抑制するものであり、早期に完成させる必要があります。
 今後とも、国土交通省ならびに工事従事者らが協力し、安全に対する配慮を十分に行い、「祖母谷下流第2号砂防えん堤」の早期完成(平成21年度目標)を目指します。

 この件に関しまして、お気づきの点等ございましたら、下記問い合わせ先までご連絡下さい。

 【問い合わせ先】
  発注担当 : 工務課 砂防係(TEL 0765-52-4669)
  工事監督 : 宇奈月砂防出張所(TEL 0765-62-1260)


  • 本体工事中断

  • コンクリート打設再開

  • 完成予想パース

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