黒部川流域見学会を実施しました

〜黒部川改修70年の歴史を探る〜

掲載日:2007/09/25

 黒部川は、昭和12年5月1日に国が管理する河川となってから今年で70周年となります。

 黒部河川事務所では、この70周年にちなんで、「あばれ川」と恐れられた急流河川「黒部川」の治水や利水にかけた先人たちの知恵と努力の歴史とともに、黒部川上流域から海岸域までの水系一貫での取り組みを紹介し、広く流域の皆様にご理解をいただくことを目的に「黒部川流域見学会」を9月と10月に2回づつ、計4回の実施を企画しました。

 その第1回目の見学会を晴天に恵まれた、9月20日(木)に31名の参加で実施しました。
 午前9時に事務所前を出発し、午前中は下新川海岸で海岸侵食の仕組みやその対策方法としての施設を見学しました。午後からは黒部川扇状地の恵みとして「生地の清水」をまち歩きし、その後、黒部川の下流から上流へと急流河川ならではのいろいろな構造物を見学し、最後に普段はなかなか立ち入ることのできない宇奈月ダムの内部や操作室などを見学しました。
※詳しい見学会の行程についてはこちらをご覧ください。
http://www.hrr.mlit.go.jp/kurobe/koho/report/field_tmp/070925/sanko.pdf

 見学会に参加された方々は、事務所職員の説明に熱心に耳をかたむけ、それぞれの箇所毎で質問(海岸では波のエネルギーや建設費用、河川では流量についてなど)もだされ、職員からの説明のたびに理解を深めておられました。

※参加者の感想
Aさん:
 大変よかった。初めて参加して治水事業の大切さが理解できた。
 治水の重要性を一般の方にもっとPRしたほうが良い。

Bさん:
 全く知らなかったことを知り、もっといろんなことを勉強したくなりました。
 自分が住んでいる環境のいろんなことをもっと知りたいし、全ての人に学んでほしいと思いました。

 この見学会は、9月30日(日)にも実施を予定しています。(募集定員は締切ました)
 また、10月には19日(金)と25日(木)に欅平周辺の砂防事業を中心とした見学会を予定し、参加者を募集中です。(詳しくは、事務所ホームページ又は10月の市町たよりをご覧ください)


  • 生地鼻の新型突堤を見学

  • 愛本床止工の見学

  • 宇奈月ダム操作室の見学

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