いざという時のために

〜ロールプレイング危機管理演習を実施しました〜

掲載日:2007/09/07

 9月6日(木)に黒部河川事務所は「パッケージ型ロールプレイング危機管理演習」を実施しました。

 この演習方法は「指揮部(コントローラ)」と「演習部(プレーヤ)」に別れ、指揮部からの様々な状況付与に基づき演習部がその対応を行うものですが、通常の防災訓練と大きく異なるのは、演習部には訓練内容のシナリオが事前に知らされておらず、いざという時にどう対応するかという点で、より実践的な訓練といえます。

 今回の演習では、事務所職員及び防災エキスパート等を含め63名が参加し、黒部川での大洪水を想定し、状況把握と情報伝達、災害の被害予測と水防活動などについて訓練しました。

 実施にあたっては、指揮部からの状況付与に対応すべく、演習部がそれぞれの役割をこなし、演習のねらいとしていた、①情報伝達が確実に記録され情報共有ができているか、②災害の被害を予測し伝達することができるか、③災害時に的確な組織体制をとることができるか等を点検しながら、比較的スムーズに訓練を進めることができました。

 黒部河川事務所では、日頃から「いざという時のために」さまざまな訓練を実施していますが、こうした実践的な演習も継続的に行い、防災能力の向上に努めていきたいと考えています。


  • 指揮部から状況付与

  • 演習部での対応

  • 出張所班の対応

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